ドッグフードの保存方法って色々と気にされる事が多いと思います
開けた後の劣化、風味が損なう、油脂の酸化、湿気るなどなど。
じゃあ、缶詰型に代表されるウェットやセミモイストタイプってどうやって保存すればいいのでしょうか?
この記事の目次
ドッグフード(缶詰タイプ)の保存方法
保存方法として適切なのは、タッパーや真空パックに入れて冷蔵庫へ入れること。
防腐剤が入っていない限り、長くは持ちませんので、24時間を目安に保存する以外に方法はありません。
保存にオススメな容器たち

- ガラス製品
- プラスチック製品
- 陶器
- 真空パック
さっき、上で出した2種類が加わった形ですね。
上の画像は、人間の食べるものが入っていますが、気にしないでください。
話をもとに戻しますが、ラップに包んでおけばOKって思うでしょうが、ラップのみの場合は液漏れも考えられます。
ラップで包む場合は、下にお皿やタッパー内に入れることで液漏れを防ぎましょう。
後日、冷蔵庫の中に匂いが充満してしまうのは、イヤですからね。
缶詰に中身を入れたまま保存するのはダメなの?
缶詰に入れたままですと、雑菌の繁殖のみならず缶詰が空気に触れることで缶の金属が酸化します。
そうなると金属腐敗が起こり、缶詰の中身を取り出す際に混ざって愛犬の体の中に入り込むことになってしまうんですね。
少量入るくらいだったら、外に排出されるのですが、ごっそり入ってしまうと体に悪影響を与えます。
人間であれば、めまい、ずつう、吐き気などを催すことが確認されているので、犬だとさらに強くなるので注意してください。
犬ではありませんが、人間に起きた実例として東京都の食品衛生の窓では、注意喚起が行われています。
人間向けですが、犬たちにも当てはまるので参考のため、一読してみてください。
外部リンク:東京都食品衛生の窓「内側に傷がついた水筒による事例」へ
冷蔵庫に保管後、再度与える場合

- 人肌までレンジで温める
- 決して常温で温めようとしない
以上の2つを守って、愛犬に与えてあげてください。
人肌まで温める理由は、食品にある匂いを再び出すためです。
犬は匂いの感じない食べ物に対しては、強い警戒心を抱いてしまう生き物。
食いついてもらうためにも、匂いって凄く大事なんですよね。
手間かもしれませんが500〜700Wで20秒くらい温めて、よくかき混ぜてから与えてあげましょう。
常温で温めていけない理由としては、雑菌が繁殖してしまうから。
雑菌が繁殖した食べ物を食べると、犬が食中毒を起こして下痢や嘔吐に見舞われてしまいます。
私達の身の回りにある雑菌の繁殖に適した温度は10度〜45度。
温度が高まれば高まるほど、菌の増殖スピードは高まる一方です。
冷蔵庫から取り出したら、すぐにレンジで軽く温めてあなたが飼っている愛犬に食べさせてあげましょう。
余談:缶詰の賞味期限が切れていたら
- 缶詰が膨張していないか
- 缶詰の切り口や底に金属腐敗が見られないか
- ふたを押して、ベコベコしたりしないか
これらを確認して、問題が無いようであれば開けてみましょう。
開けた後に、前に与えた時と匂いが違うような・・・、と思ったらゴミ箱へポイッとしちゃってください。
一番は賞味期限切れになる前に与えきってしまうことなのですが、たまに紛れて出てきてしまうんですよね。
高級な缶詰じゃなければ、缶詰の中身を捨てて空き缶を洗って燃えないゴミの日に出しちゃいましょう。
さらに余談となりますが、レトルト食品もあのパックが切れたり穴が空いたりするため、缶詰同様に注意してくださいね。
ドッグフード(缶詰タイプ)の保存に関するまとめ
- 保存は別容器で冷蔵庫で(冷凍庫も可)
- 缶詰の中に入れっぱなしの保存はNG
- 保管後に再度与えるのは24時間以内
- 与える際は人肌くらいに温めてあげる
- 常温で温めるのは、食中毒の危険性が高まるのでダメ!
私達が缶詰を食べる時と同じようにしてあげれば問題ありません。
食中毒が怖い夏場などは冷蔵庫でも不安なので冷凍庫にいれるか、勿体ないですが残った中身は捨ててしまうのも1つの手。
食中毒が引き起こったあとに動物病院に連れて行って、そこそこの治療費を取られるなら、捨ててしまう方がいいと私は思っています。