犬の習性の1つとして、なんでも気になった物は口の中にいれたりします。
人間で言う肌触りを感じているようなものですね。
ただ、これが危険なものだったとしたら、飼い主のあなたとしては止めて欲しいと思うでしょう。
では、時として飼い主であるあなたを悩ませる犬の「拾い食い」をやめさせるコツって、どんな方法があるのでしょうか。
また、何が原因で拾い食いを起こしてしまうのでしょう。
この記事の目次
犬の拾い食いをする原因とは

犬が拾い食いをしてしまう原因の1つとして、犬自身の好奇心旺盛な本能があります。
別の言い方をすれば、自分のテリトリー外を冒険したりする探索欲求って言い方も出来ますね。
あなたが普段、犬を散歩に連れて行く合計時間や、散歩コースってどうなっているでしょうか。
例えば、あなたも時折家の周辺を散歩したいな〜と思って、散歩したとします。
毎日同じコース、時間では少しずつ飽きてきて、最終的には止めてしまいたいと思った時ってありませんか?
でも、飼い犬の場合は好きな時間、場所を選べないんです。
だから、本能で持っている好奇心が強くなって、そこら辺の物を確かめたくなってしまう。
犬にとっては、物を食べられるか、食べられないかっていう2択しかありません。
食べられるか、食べられないかの判断は匂いにあって、道に転がっているものが無臭だったら、よし食べてみよう!
っていうように流れて、食べてしまうというわけ。
食べられないなら、ぐぇコイツは食べられねーや次はナシナシ、と判断します。
拾い食いを直すコツは探索行動にあり
探索行動とは何かというと、文字通り隠した物を見つけることです。
探索行動は室内でも、室外でもできますので、やってみるといいでしょう。
室内の例を出せば、部屋の中におやつやご飯、他にはいつも使っているボールを探し出させてみたり。
好奇心の塊である犬はバーッと沢山の場所を探し始めるでしょう。
もちろん、広々と外で行える場所があるなら外でやってみるのもいいですね!
ただ外だと広い場所は限られていますし、拾い食いをする犬の場合は目的物を探さないで、別のことを始めてしまう可能性もあります。
この点を十分に考慮して、どっちで行うか考えると良いでしょう。
命令コマンド:そのまま!

「マテ!」、「おすわり!」という2つのコマンドを知っている飼い主は多いのですが、「そのまま!」を知っている飼い主は少ないです。
「そのまま!」を教えると、何が便利かというと待機ではなく、物から遠ざけさせることができる点。
例えば、室内でボールを使って訓練するとしましょう。
ボールに近づいた愛犬に対して、「そのまま!」という命令を覚えさせた後にあなたの愛犬へ命令を下すと、サッと離れるようになります。
つまり、リーダーであるあなたが危ないと感じ注意を促したら、下に属している飼い犬も危険だ、と判断してくれるっていうことですね。
訓練に関しては時間が掛かりますが、覚えさせると絶大な効果を発揮する命令コマンドです。
食べさせたくない物だと万が一が怖いので、ボールや普段与えているおやつなどで習得させていきましょう。
命令コマンド:はなして!
これも「そのまま!」と同じように、訓練で覚えさせたい命令。
文字通り口に加えたものを離させるための命令です。
「そのまま!」とセットで覚えさせると良いですよ。
訓練には甘噛する物などを応用していきましょう。
あなたの腕などが甘噛されるのであれば、特に有効。
ぜひ、「はなして!」と同時に習得させてみてください。
根本的な解決が難しいならジェントルリーダーを使う

画像の馬の口元に着けられているのが「ジェントルリーダー」という器具です。
犬のものもあるので、気になる人はペットショップで聞いてみましょう。
さて、ジェントルリーダーが効果を発揮する話ですが、もちろん散歩の時です。
ジェントルリーダーを付けることによって、犬に苦痛を与えず容易に行動を制御することが出来るため、意外と重宝される器具。
ただ見栄えが悪くなるので、嫌う飼い主が多いのですが、拾い食いをさせないためには非常に有効的なので使うといいでしょう。
ジェントルリーダーを使いつつ散歩をすれば、さっき話題にした「そのまま!」の命令を習得しきれていない犬でも、安心して外の散歩にいけます。
その上、反抗的であっても苦痛なくあなたが愛犬を制御するため、あなたが愛犬のリーダーであることの証明にも役立つのも覚えておいてください。
ジェントルリーダーって見栄えが悪くならない?
愛玩動物に口輪みたいなのを付けると、可哀想に思っちゃいますよね。
その上、見栄えも悪いから散歩に連れて行っても・・・って感じるかもしれません。
でも、見栄えとか可哀想とか考えるよりも、先のことを考えてみて下さい。
何か拾い食いをして愛犬を失ってしまったとしたら。
きっと、あなたは大きな後悔をしてしまうのではないかと思います。
あの時に、ジェントルリーダーを、そのままを、はなせを教えていれば・・・と。
あなたが多大な後悔をしないためにも、道端に落ちている物に興味を持たないまでは利用することをオススメします。
ペットショップなどでは、犬の大きさ、毛色に合わせて店員さんが紹介してくれたりしますので、相談してみましょう。
まとめ
どうしても拾い食いを直せないとなった時は、ブリーダーのプロに相談してみるのも手ですね。
とはいえ費用もバカになりませんので、プロに任せるのは最終手段で良いでしょう。
今回の記事でしっかりと愛犬に学ばせれば、拾い食いは直せます。
あとは、愛犬との根比べにもなるので、あなたが参った〜ってならないように注意してください。
大変だと思いますが、頑張って直していきましょう!
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