人間界でも数年前から大注目され、今では一般的になっているココナッツオイル。
人間にも良い働きがあるから、犬にもあるんだよー、という話を聞きますよね。
じゃあ、実際に食事の1つとして与えると、人間と同じような働きをしてくれるのでしょうか?
この記事の目次
犬にココナッツオイルを与えても良いのか?

早い話が、アレルギー症状を愛犬が発症しなければ問題はありません。
人間と同じように、体に合わない場合は与えるのを止めるべき油、という認識でOKです。
犬にココナッツオイルを与えることで期待できる働き
- エネルギー効率が高く、脂肪になりにくい
- 消化・吸収が早いため消化器官の負担になりにくい
- 脂質なので皮膚・毛・細胞膜・ホルモンなどの素材となる
- ビタミンEによるエイジングケアや抗炎症作用
過大広告的にならないような働きとしたら、これら4つがココナッツオイルに期待できる働き。
上記の内容ってダイエットをしていたり興味を持っている人なら、ほぼ知っている内容かもしれませんね!
他にも魚の油であるDHA・EPA、エゴマ・アマニ油のようなデリケートな油ではないこともメリットです。
非常に劣化しにくい油なため、健康に気を使う場合は重宝する油と言えます。
もちろん、これ1つだけじゃ犬の必須脂肪酸はまかなえないので、他の油も組み合わせてくださいね。
ココナッツオイルで注目すべき点はエネルギー効率がイイこと
エネルギー効率がいいため、少量の摂取で長時間の行動を可能にしてくれます。
つまり、犬の餌の量を少し減らせる、ということですね。
あなたの犬がデブっていた場合、摂取だけのダイエットは難しいですが、運動と合わせたら比較的早く体型改善が望めるでしょう。
それに、過剰に摂取したとしても脂肪になりにくい(あくまでなりにくいだけ)なので、ちょっとくらい多く与えてもOKなのも嬉しい点ですね。
ココナッツオイルは犬にどのくらい与えればいいのか

ココナッツオイルは脂質に入りますので、犬の消化・吸収に問題が無いくらいであれば・・・という表現になっちゃいます。
適量に関しては体格、体重、与えているフードの脂質量、うんちの硬さ、とかで判断するしかありません。
特に一番有効的な判断は「うんちの硬さ」ですね。
いつもの食事にココナッツオイルを一定量混ぜてみたら、下痢になってしまった。
これは、与え過ぎてしまったか、ココナッツオイルに慣れていない可能性があります。
ドロドロのうんちになっちゃったら、その都度ココナッツオイルを減らして調整してください。
手始めに行うのであれば、3〜5gくらいが無難な量。
3〜5gほどを与えて数日〜10日間ほど様子を観察し、問題がなければ少し増やしたりして調節していきましょう。
とはいえ、あまり与えすぎても体にとって毒になりかねませんので、ほどほどに。
最終的には7g前後、多くても10gまでがベストかなって思っています。
あとは、あなたが飼っている犬種の体格・体重・年齢で調整するようにしてください。
犬がココナッツオイルを嫌がる場合の対応
ココナッツオイルって独特の風味があるんですよね。
無味無臭に近いタイプもあるんですが、それでも「あっ、ココナッツだ」と分かるんです。
あの独特の風味が苦手で、ココナッツオイルがダメっている人もいるくらい。
人間でも嗅ぎ取れてしまう匂いを犬が嗅ぎ取れないことって、まずありえませんよね。
そのため、あなたが愛犬の健康を考えて与えているココナッツオイルが、実は愛犬にとってはイジメに等しいことだった。
なんていうズレが生じてしまうことも念頭に置いておいてください。
多くは少しずつ混ぜたり、手のひらに乗せて舐めさせたりすることで慣れていきますが、ダメな子はホントにダメ。
ココナッツオイルを10回くらい与えてみて、ダメだったら時はスッパリと与えるのを諦めましょう。
むしろ、ココナッツオイルを与えることがストレスとなって、健康にさせるつもりが健康を害してしまう可能性がありますからね。
まとめ
ココナッツオイルのデメリットとしては、やっぱり1つのオイルとしては高いことでしょうか。
3,000円〜5,000円くらいしますからね、ココナッツオイルって。
でも、その分は体に合うなら良い事尽くめなので、ぜひ使ってみてください。