犬のミネラル不足は怖いですよね。なんか調子がおかしそうだな、ということで動物病院で初めて指摘されるのも珍しくはありません。
私の愛犬にはそんな事になって欲しくない!という、あなたのためにミネラル不足を補ってくれる食べ物を紹介していきます。
この記事の目次
犬のミネラル不足を補うのは結構大変っ!
私たち自身の体も結構栄養不足な時代じゃないですか。それなのに、言葉を話せない愛犬たちのミネラル不足を補うって結構大変なんですよね。
なので、まず初めにあなたに伝えたい事が1つあります。2~3日のトータルで栄養素は満たしていればOKって考えです。栄養士の人と話すと必ず言われることですね。
1日くらい栄養素が満たされないくらいで、動物は簡単に死ぬわけ無いでしょ。という考えです。だから、根を詰めないようにしてください。
と、その前にあなたの愛犬が、本当にミネラル不足なのか調べるために使って欲しい記事があります。まずは、そちらも読んでみてください。
犬がミネラル不足になりやすい栄養素たち
カルシウム
一番は煮干しですね。後述するナトリウムも一緒に摂れるので一石二鳥。与える時は噛ませるのでもいいし、擦って粉末にしてからドッグフードに振りかけてもOK。
ちなみに煮干しを与えるのであれば無塩にしておきましょう。野菜だとパセリ、水菜、しその葉辺りもオススメ。ただし、野菜はpHコントロールを忘れずに。
リン
NG食品でなければきなこ、卵の2つが簡単に手を加えられる食材でしょう。きなこを振りかけるのは見栄え的には微妙ですけれどね(笑)
下ですぐ話題にする豆腐も安く、使いやすいのでオススメです。
マグネシウム
文句なくマグネシウムを摂りやすいのは豆腐!費用的にもベストな食材の1つでしょう。豆腐であれば同時にリンの摂取も可能なので、組み合わせ次第では豆腐+αで後の栄養素をほぼカバーできますよ。
カリウム
少量であればケール、多めに与えるのであればキャベツ+きゅうりが予算的にもいいでしょう。野菜を少し意識して多めに与えれば、カリウム問題はほぼ気になりません。
ただし、食物繊維を与えすぎると便秘になることもあります。それに犬は食べてはダメな野菜もあります。ネギ類、玉ねぎなどは絶対に食べさせないようにしましょう。
ナトリウム
意識して摂らせると排出が上手くいかず、病気に陥りやすいので注意すべきミネラル。塩が一番簡単ですが、健康にこだわるのであれば「海水系」の塩がオススメ。
ぬちまーすっていう沖縄産の塩があるのですが、マグネシウムやその他のミネラルもたっぷりはいっていますので、隠し味程度に入れてあげてください。
鉄
肉であればレバー、最初に出た煮干し、豆腐、ごまなどが扱いやすいですね。あとは赤身肉やマグロ辺りは、鉄分補給の食材として使えます。
レバーが無理ならハツ(心臓のこと)などでもOKですよー。なお、生肉もOKなものがありますが、レバーなどの内臓系は火を通して与えるのが無難です。
亜鉛
犬用に作られたチーズ。もしくは、鉄と一緒に摂れるレバーなどの臓物系食品が亜鉛の摂取に向いています。カキもいいですがお金がね・・・。
毎日カキを食べられたらミネラルの心配なんてしなくていいのですが、海産物の中でも値段が高めな上に、熱を通さないと食中毒の危険性もあります。食べさせるのは年2,3回が限度でしょう。
犬がミネラル不足になりにくい栄養素たち
- 銅
- ヨウ素
- マンガン
- セレン
- ホウ素
- クロム
これら6つのミネラルたちは「犬がミネラル不足になりやすい栄養素たち」で紹介した食材にも、大なり小なり含まれているミネラルです。
また、カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、鉄、亜鉛と比べると残りの6つのミネラルは必要量が少ないのも特徴的。意識して取るのではなくて、食材のバランスを整えることで無理なく補給できます。
あえて摂りたいのであれば海藻類、とくに青のりが理想的な食べ物となりますね!もし、これら6つのミネラルが不足する場合は、全般的に栄養不足だったりあなたの愛犬の体に異変が起きている可能性が高め。
一度、精密な検査や血液検査で病気にかかっていないか。また不足しているミネラルやビタミンが無いかを確認してもらうようにしましょう。
まとめ
実は、ここで挙げた全ての食材を毎回与える必要はありません。1つの食材には複数の栄養があるので、チーズ+青のり、煮干し+レバー、という形で与えていくと複数の栄養素を一気に満たせます。
要は組み合わせですね!最初は大変かもしれませんが、食材の成分表と見比べて慣れていけば、あとは感覚で食材を選べるようになっていきますよ。
私がよく使うものとしては、豆類&豆腐類、ごま、煮干し&桜えび、青のりのような手軽に摂れる食品たちですねー。あとは、メインのドッグフードで問題ありません。
上手く食材を使って、足らないかなって感じたミネラルたちを補給していってください。
食材でも足らないと感じるのであれば、関連記事先のサプリメントの出番。ただし、問題点があるので、詳しくはリンク先記事を覗いてください。