オリジンとカナガンで迷われている人って、かなり多いんですよね。だって、購入はローテーションやミックスをしない限り、1つしか買わないじゃないですか。
それなら、どっちを買えばいいのかな。2つのドッグフードで迷うあなたに、1つの指針を示してみようと思います。
この記事の目次
オリジンとカナガンはどっちを選べばいいの?
選ぶ際に重要となる要素 | |
1 | コスパ重視 |
2 | カロリーは気にする |
3 | 購入前・後のサポートが欲しい |
4 | 原材料を育てた人も知りたい |
5 | ライフステージで商品を選びたい |
6 | 原材料のメインタンパクは魚がいい |
7 | 粒の大きさも気にする |
1番にチェックが付けばカナガン、6番にチェックが付けばオリジンで決定。それ以外の要素を気にするなら数値で見比べて納得した上で決めるのがベストです。
オリジンとカナガンの詳細な比較
オリジン | カナガン | |
価格帯 | 1,263~20,412円 | 3,960円 |
容量 | 340g~11.3kg | 2kg |
コスパ | 2,916円/1kg | 1,584~1,980円/1kg |
粗タンパク質量 | 38% | 33% |
カロリー | 394kcal/100g | 361.25kcal/100g |
粒の大きさ(縦・横) | 1.5cm・1.0cm | 0.8cm・0.6cm |
酸化防止剤の有無 | ミックストコフェロール | ミックストコフェロール |
添加物 | 亜鉛・乳酸菌 | ビタミン・ミネラル・乳酸菌 |
生産国 | アメリカ | イギリス |
対象年齢 | 全世代(商品次第) | 全世代 |
購入場所 | 通販・実店舗 | 公式サイト |
割引 | 小売店次第 | 0%~20% |
補足:オリジンの割引は最大で5%の割引が多め。カナガンは定期購入者or定期以外で複数個購入で割引。1回限りの単品の割引はナシ。また、アマゾンからでは割引特典はなし。
使われている原材料の比較ではオリジンが圧倒的!
※スマホは見づらいので横にすると少し見やすくなります。
オリジン(オリジナル) | カナガン |
チキン(新鮮)、 ターキー(新鮮)、 フラウンダー(新鮮イエローテイルカレイ)、 鶏卵(新鮮) サバ(新鮮丸ごと大西洋サバ)、 チキンレバー(新鮮) 、ターキーレバー(新鮮) 、チキンハート(新鮮) 、ターキーハート(新鮮) 、ヘリング(新鮮丸ごと大西洋ニシン) 、ディハイドレイテッドチキン、ディハイドレイテッドターキー、ディハイドレイテッドサバ(丸ごと) 、ディハイドレイテッドチキンレバー、ディハイドレイテッドターキーレバー、グリーンピース(丸ごと)、シロインゲン豆(丸ごと) 、赤レンズ豆、チキンネック(新鮮) 、チキンキドニー(新鮮) 、ピント豆、ヒヨコ豆、グリーンレンズ豆、鶏脂肪、天然香料(チキン) 、ヘリング油、鶏骨(粉砕) 、鶏軟骨、七面鳥軟骨、ケルプ(乾燥) 、FDチキンレバー、FDフリーズドライターキーレバー、カボチャ(新鮮丸ごと) 、バターナッツスクワッシュ(新鮮丸ごと) 、ケール(新鮮) 、ホウレン草(新鮮)、 カラシ菜(新鮮)、 コラードグリーン(新鮮)、カブラ菜(新鮮) 、ニンジン(新鮮丸ごと)、リンゴ(新鮮丸ごと)、 梨(新鮮丸ごと) 、パンプキンシード、サンフラワーシード、キレート亜鉛、ミックストコフェロール(天然酸化防止剤) 、チコリー根、ターメリック、サルサ根、アルテア根、ローズヒップ、ジュニパーベリー、ラクトバチルスアシド、フィルス菌発酵生成物(乾燥)、 プロバイオティクス発酵生成物(乾燥) 、ラクトバチルスカゼイ発酵生成物(乾燥) | 骨抜きチキン生肉26%、乾燥チキン25%、サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ、エンドウタンパク、アルファルファ、鶏脂3.1%、乾燥全卵3.1%、チキングレイビー1.6%、サーモンオイル1.2%、ミネラル(硫酸第一鉄水和物、硫酸亜鉛一水和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅(II)五水和物、無水ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン(ビタミンA 、ビタミンD3、ビタミンE)、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、オオバコ、海藻、フラクトオリゴ糖、コンドロイチン、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、クランベリー、アニスの実、コロハ |
素材で亜鉛以外は全て補うオリジンに対し、ビタミン・ミネラルはサプリ系と同じ物質で添加するのがカナガン。原材料の違いが最も反映されるのは上でも示したコスパですね。
ただ、原材料の多さが健康に直結するわけではありません。とはいえ、オリジンの場合は高いだけの理由もあります。それは、地元の複数の生産者と契約していること。
日本でもプライベートブランドなどに多いですよね。そのため、カナガンと比べるとオリジンは原材料の質にこだわっていることが私たち消費者側に伝わってきます。
ちなみに、オリジンのホームページであれば英語ですが一部生産者の方が話している動画も載っています。興味があったり、英語が聞き取れるのであれば覗いてみましょう!
栄養成分での違いは「タンパク質の多さ」に注目!
オリジン(オリジナル) | カナガン | |
粗タンパク質 | 38.0% | 33.0% |
脂質 | 18.0% | 17.0% |
粗灰分 | - | 9.0% |
粗繊維 | 4% | 3.5% |
水分 | 12% | 8.5% |
オメガ6脂肪酸 | 3.3% | 2.8% |
オメガ3脂肪酸 | 0.8% | 0.9% |
リン | 0.9% | 1.42% |
マグネシウム | 0.12% | 0.1% |
ナトリウム | 0.3 % | 0.24% |
カルシウム | 1.2% | 1.86% |
カリウム | 0.9% | 0.58% |
粗灰分のみオリジンは表記されていませんが、10%以下であるのは確実です。(公式で栄養素表記は網羅しているため)栄養素としてはタンパク質量の違いに目がいくでしょう。
5%も違いますので、犬にとっては大変大きな数値。ただ、5%の違いが値段に反映したと考えると、割高感を感じるのが正直な意見。リニューアルして容量が減り、価格も上がったしね。
栄養素全体としては、オリジンはアダルト(成犬)向けのためカルシウムとリンは低め。一方、全ステージ対応のカナガンはカルシウムとリンが高めに配合されています。
1つのドッグフードで一生を過ごして欲しいのであればカナガン。パピー、アダルト、シニアと団塊を踏んでもいいならオリジン。
あとは、高タンパク質すぎるのが気になるなどであれば、数値が落ちているカナガンを選択するので問題ありません。
オリジンを購入するなら5種類の内どれがオススメ?
- パピー
- オリジナル
- 6フィッシュ
- フィットスリム
- シニア
タンパク質源が魚のみがいいなら、6フィッシュ一択。それ以外であれば、オリジナルを選ぶのが基本。年齢によって購入するなら、パピーかアダルト向けのオリジナルが第一の購入候補。
アダルトの室内犬ならフィットスリムが優先。シニアは無理に買う必要なし。「7歳からシニア向けドッグフードに切り替えよう!」というのは、企業側の戦略ですからね。
ドッグフードをシニア向けに変えるのは、アダルトでは太り過ぎたり痩せ過ぎたりし始めてからです。目立った問題がないなら、アダルト向けドッグフードで十分。
シニアでも6フィッシュをバクバク食べさせても大丈夫ですよ。デブらない範囲で、ですけれどね!
カナガンを購入する場合はドライと缶詰で選択できる
カナガンはオリジンのように複数の種類はありませんが、ドライと缶詰で選択することができるのがメリット。ハイシニア向けとしてなら、缶詰が第一候補になりますね。
ハイシニアは食べないだけじゃなくて、歯に問題を抱えている子が多いです。そのため、ドライでは食べたがらないんですよね。ふやかしても食べないし・・・。
でも、特別な理由がない限りドライフードを選ぶので問題ありません。缶詰はリピート購入時とかに「たまには缶詰も買ってみようかな」って思った時くらいです。
たまのご褒美に・・・みたいな感じですね。
まとめ
品質・魚・コスパ無視ならオリジン、そこそこの品質・魚は無くてOK・コスパ重視ならカナガン。製品自体はオリジン、カナガンのどちらとも文句ないドッグフードです。
あとは、あなたがどこまで愛犬にお金を出してあげられるか。これだけです。