子犬のみならず、成犬でも悩むのがドッグフードを食べないこと。特にドライフードを食べない愛犬の場合は、さらに大変。
ドライフードは安いし、保存期間も長いため忙しい私たちには絶対必要な餌ですよね。でも、でも、食べてくれない・・・。
食べてくれない上に、胃液を吐いてしまって床が汚れてしまうっていうことが起こってしまって、精神的に参ってしまう人もいます。じゃあ、なぜドライフードを食べてくれないのか。
そして、食べてくれない時に飼い主は何をしてあげればいいのか。そういったことを紹介していこうと思います。
この記事の目次
子犬がドライフードを食べてくれないわけ

- 人間の子供のイヤイヤ期
- ドッグフードの欠陥
- パピー用→ドライフードの変更が急すぎる
- 犬の消化・吸収能力が未熟
主に考えられるのが、これら4つの理由です。
人間の子供と同じイヤイヤ期
私達が「イヤアアアアアア!」と金切り声を上げて泣き叫んだ時期、ありましたよね。人間のイヤイヤ期同様に、犬も子犬→成犬になる時に甘えが出てくる時があります。
甘えで最も出やすいのが、構ってくれーという甘噛、それと同様に食事。早い話が、俺に・ワタシにもっと良い物を食べさせてよ、親でしょアンタ。
と、言うわけですね(笑)言葉的に悪い表現ですが、ほぼこれと同じ感じだと思ってもらっていいです。
ドッグフードの欠陥
犬は美味しいか、マズイかの二択でしか判断しません。犬の判断目安は匂いが一番、その次の次くらいに味が位置しており、ほぼ匂いで分別していると言われています。
つまり、ドッグフードの匂いが気に入らないから食べないってことですね。大体、風味を添加してあげると、食べたりしてくれるようになることが多いです。
あとは、すぐ下で触れる「前のエサと混ぜる」ということで、食べてくれるようになっていきます。
パピー用→成犬用への変更が急すぎる
今まで出されていた餌から急に違う餌に変わると、犬は警戒心を強めます。
ペットショップなどでも、エサを変える時は徐々にならしていってください、と言われた覚えはありませんか?
私たちも初めて見る料理って、恐る恐る口にしますよね。他人が作ってくれた見慣れた料理ですら、味が怖いので少量しか食べないことってあると思います。
この行動と全く一緒なんですよ、犬が食べないのもね。
変更したドッグフードを食べさせるのであれば、新しいドッグフードを食べやすいように砕いたりふやかすのも1つですよ。
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消化・吸収能力が落ちている
子犬の場合は稀ですが、ドライフードを食べない場合に考えられる最悪の状態が、消化・吸収能力の低下。
私たちも風邪を引いた時には、食べたくないときがありますね。犬も同じように、体調がすぐれない時は食べようとしません。
この場合は下痢や軟便、ぐったりとした状態になるので、分かりやすいです。数日前まで元気だったのに、というのであれば動物病院へ連れて行ってあげてください。
自由な食事時間でエサを食べるようになる?

食べるけど、ダラダラと食べて、遊んでしまう犬。こんな行儀の悪い犬には、しつけとして食事の時間を決めるのが有効的です。
でも、今回の話題にしている子犬の場合は「元から食べない」という場合。元から食べてくれない場合の犬は、まずは元気ならそのまま放置でOK。
なんでかっていうと、犬は餌を食べる時間を選べない動物として現代を生きています。本来であれば、食べたい時に食べたり、必要に応じて食べていた時代のほうが長かったわけですよ。
ですが、現代は私たち人間が管理することになり、犬からしてみれば食べたくもない時に出されても食べられないよ、という状態なわけ。
ペットショップとか、ブリーダーの元で飼われている多数の犬の食器を見てみたら分かります。エサが入っている食器にエサが残っていたり、空だったりとバラバラ。
犬も人間と同じように、決まった時間に与えるのが良い、と本やネットでは言われています。
私たちもそれぞれに合った食事間隔があるように、犬も個々の食事間隔というものが存在しているのです。
だから、エサはここにあるから自分の好きな時に食べてね、という気遣いをしてあげると少しずつ食べていってくれますよ。
ただ、今回の方法は長めの期間で行っていかないと、効果が出ません。また、エサを出しっぱなしにすると、エサが傷んでしまうデメリットもあることに注意してください。
まとめ
- 食べない理由は4つ
- 無理にエサを与えない
- 自由に食べられる環境を作る
- おやつとして慣れさせるのが楽
簡単なまとめとしては、以上になりますね。病気に複数の種類があるように、食べない理由も複数に渡ります。
ここは、あなたと愛犬の根比べ的部分になっちゃいますので、あなたが頑張るしかありません。
時には心が折れそうになるかもしれませんが、何度も繰り返していけば必ず少しずつ食べてくれます。
食べてくれさえすれば、あとはトントン拍子で進んでいきます。だから、愛犬の態度に心を折られないように、強い心を持って望んでくださいね!