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ロイヤルカナンには発がん性物質が入っている?
ハイ、入っています。名前はBHA(ブチルヒドロキシアニソール)という添加物ですね。パッケージのラベルに書いてありますし、害が無いということでQ&Aにて告知されています。
本当にロイヤルカナンに入っているBHAで犬はがんになるの?
ラットの実験で多量に投与された実験で、ラットの前胃に発がんがあった報告が実際にあります。犬も発がんする可能性として「なる/ならない」で言えば、なる可能性はあると言えるでしょう。
現実問題として今ロイヤルカナンから別のドッグフードに変えるべき?
あなたが一番考えていることは「ロイヤルカナンは止めるべきか?」ということですよね?あなたも愛犬を早くに亡くしたくないですもんね。
それに、がんになった飼い主のブログとかを覗いて、闘病の大変さを身にしみて知っているのだと思います。さて、現実問題としては難しい問題です。
しかし、1つの答えとしては私が読んだ獣医師さんが書いた本に、「選んではいけないドッグフード」として書かれていた文を引用してみます。
一般食品には使用不可とされている添加物が、ペットフードには使用されていることがあります。これらの添加物は、発がん性が疑われているものもあります。
その代表的なものはBHAが(ブチルヒドロキシアニソール)、BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)、エトキシキンの3種類です。
添加物としてこれらが使われていないか、必ず確認して下さい。
出典:著:林文明 「愛犬を長生きさせる食事」P52~53ページより
このように現役の獣医師さん、しかもネットで名前を検索すれば1ページ目に出てくる人が自身の著書で書いています。これをあなたはどう受け取りますか?
いやー、一人の獣医師が言っているだけでしょー?うちの子には関係ないね。というように、受け止めるでしょうか。それとも、現役の獣医師さんも否定的なのね。と、捉えるでしょうか。
また、もう1つ付け加えると食べ続けたからといって、今日明日に何か異変が起きるわけではありません。(下痢や嘔吐は別として)この辺りも考慮して、付き合いを決めましょう。
仮にロイヤルカナンから別のドッグフードに移るなら、どうしたらいいか?
ロイヤルカナンのBHAがどうしても気になるのであれば、BHAが使われていない別のドッグフードに移るのが有効的な方法です。
一番現実的な選択肢としては「ミックストコフェロール」という、ビタミンEを酸化防止剤として使っているドッグフードに変更していくことですね。
ミックストコフェロールは植物から抽出されています。そのため、厳密には食品に添加する添加物なのですが、ビタミンEだから安全性は高い、として使われています。(だって、ただのビタミンEだしね)
ミックストコフェロールと並ぶ代表的なものとしては、ローズマリーエキス。あとはクエン酸も疲労回復及び、酸化防止で添加されていることが極稀にあります。
クエン酸は酸味もあるため犬が嫌がるので、多くのドッグフードでは添加されていません。添加されている物を探すのが難しいくらい、私は見かけたことがないですね。
ということで、ミックストコフェロール、ローズマリー、クエン酸が添加されている。その上で、BHA・BHT・エトキシキンの入ってないドッグフードに変えるのが現実的にベストな選択ですね。
まとめ
あなたは将来的に支払うであろうお金のリスクと、今から避けられるリスクにお金を払うの。どっちがお得だと思いますか?犬ってめちゃくちゃ治療費が掛かります。
手術で数万~数十万、投薬で1回2~5万円。ペット保険に入っても、治療費の補填は5~10万円くらいです。手術をしても実費で10万円以上の支払いもザラにあります。
でも、今からあなたが自分自身で愛犬の体のことを気遣ってあげれば、将来的に支払うであろうお金は少なく済ませられる可能性があります。
あなたは将来的に数十万円を支払うのと、今のうちに数千円で愛犬の体を気遣っていくのと、どっちがいいでしょうか?私は後者の今のうちから体を気遣うほうが良いと考えています。
きっと、あなたも同じですよね?
ミックストコフェロールを使ったドッグフードはこちらで購入できます。