私たちの食生活に欠かせない食事なのが刺身ですよね。
さて、そんな刺身なのですが、犬にとってはどのような位置付けにあるのでしょうか。
犬に刺身は与えてもいいのか、それとも与えてはいけないのか。
そんな簡単な疑問にお答えすべく、食べられる刺身と食べられない刺身に関して。
そして、刺身で与えた場合のリスクについてもまとめてあります。
この記事の目次
犬でも食べられる刺身とは

- マグロ
- 生食用サーモン
- ブリ
- カツオ
- タイ
- クジラ
- カレイ
他にもスーパーで流通している生食用の魚たちなら、犬に与えるのは問題ありません。
関連記事
⇒犬にサーモンオイルを与えた時に期待できる効果って何があるの?へ
では、犬が食べられない刺身って何?
- イカ
- タコ
- 貝類
- ウニ
- カニ(甲殻類)
こういった魚介類は犬の消化に適さないので、与えないほうがいいでしょう。
ただし、カニのみは殻の中にある肉身を加熱し、アレルギー反応が無い場合は与えても問題なし。
とはいえ、生魚の刺身に比べたら価格も高いため、与える機会は少ないでしょう。
犬に生魚の刺身は消化が悪い、とよく聞くけど?
実際のところ、生魚の消化が犬に悪いというのであれば、犬は生肉を食べられません。
それに、魚が犬にとって消化に悪いのであれば、ドッグフードにサーモンなんて混ぜませんよね。
また、さっき上で挙げた「犬が食べられる刺身」と「犬が食べられない刺身」がごちゃ混ぜになっている。
これも混乱させる原因の1つと言えるでしょう。
ただし、犬に生魚の刺身を与えた時のリスクは知っておくべし!

私たちも時折、食あたりを引き起こす生魚。
比較的、食物による食中毒や寄生虫への耐性が強いと言われる犬でも、生魚の刺身によって食あたりになることはあります。
他にも日数が経ってしまった刺身ですね。
流石に与えることは無いと思いますが、たまーに犬に与えちゃう人がいるんですよ。
とくに夏場ですね。
冷蔵庫の中とはいえ、日数が経った生魚は腐敗し、食中毒の原因になるので注意しましょう。
ちなみに、寄生虫に関しては流通している刺身の元は、殆どが一旦冷凍されています。
寄生虫は冷凍されると死に絶えますので、基本的に流通に出ている刺身での寄生虫の心配はありません。
流通とは別で、海で釣った魚を捌いた物を犬に与える時は注意しましょう。
あなたの周囲でもたまに耳にする「アニキサス」に、犬が感染してしまう恐れがあるからです。
もし、感染したら動物病院へ行くようにしてください。
犬に刺身を与えるなら冷凍⇒解凍や養殖物にすること
さっきも書きましたが、魚に宿っている寄生虫の多くは冷凍することで死滅します。
時間的には大体24時間ほどと言われていますね。
同じことを書きますが、スーパーに流通している柵のマグロなどであれば、寄生虫は死滅しています。
同様に養殖魚も、アニキサスに感染したエサや水の中にいなければ、基本的に感染は確認されないとされています。
もし、犬に刺身を与えることに不安があるのであれば、パッケージに冷凍・解凍・養殖と記されている物を選びましょう。
その上で、この記事の一番最初に書いた「犬でも食べられる刺身」に載っている魚を選ぶようにしてください。
犬と刺身に関するまとめ
食べさせるのに気を使いますが、低カロリー・高タンパク・オメガ3脂肪が豊富なのが魚の特徴。
刺身にこだわらず、焼いたり湯通しも1つの手です。
生に比べると、魚が持つ風味は落ちちゃいますけれどね。
とはいえ、熱を通せば食中毒・寄生虫の心配は皆無になるので、頻繁に魚を与えるなら加熱も行ってください。
その合間合間で、刺身を与えると緩急つけた食事になるので、犬も大喜びすることでしょう。