私も昔は胃腸が弱くて、牛乳を飲んだらすぐに下痢をしてしまったりしていました。
下痢は乳糖のせいなのですが、昔は知らなかったんですよねー。
さて、私のように胃腸が弱い人間がいるように、犬にも胃腸が弱い個体がいます。
胃腸が弱い場合に困るのが、やっぱり食事なんですよね。
犬の胃腸が弱い場合は、どんな食事にしてあげると犬の体に優しいのか。
そして、胃腸が弱い状態から普通にしたり、強くしたりすることはできるのでしょう?
この記事の目次
犬の胃腸が弱い原因とは

- 生まれつき
- 環境的な要因
主にこの2つのどちらかが原因になっています。
生まれつきの場合は、個体差があるためパピー時代から育てているのなら凄くわかりやすいです。
逆に環境的な要因が絡んでくると、少し難しくなってきてしまいます。
生まれつき胃腸が弱い犬の場合について
生まれつき胃腸が弱い犬の場合は、犬の消化に向かない物を排除するのが最優先。
犬の消化に向かないものの筆頭としては穀物、食物繊維の2つ。
食物繊維は犬にも必要なのですが、与えすぎると体の体調を崩してしまうのです。
さらに胃腸が弱い犬には、穀物だけは絶対に取らせないようにしましょう。
穀物はとうもろこし、麦・大麦・オーツ麦、玄米、米、雑穀類、などなど沢山あります。
人間にとっては体にいいとされている食品ですが、犬には不向きなので要注意。
また、胃腸が弱いから野菜を多く与えたりしよう、というのも胃腸が弱い犬には真逆の効果となります。
犬は食物繊維を多少は必要としているものの、草食動物のように食物繊維を分解することまでできません。
野菜や穀物は消化に良いと言われていますが、実は最近では全く逆で赤身肉・魚・卵のほうが消化に良いと言われているのです。
ドッグフードを与えている場合は、ラベルに書いてある食物繊維の含有量をよくチェックしてみてください。
手作り食の人であれば、野菜・フルーツを減らし、穀物を無くして肉・魚・卵と脂質の比率を伸ばしていきましょう。
食事を与える際は、ドッグフードは食べやすいように粉砕し、手作りはひき肉・ミンチにし柔らかくしてあげること。
胃に食べ物が入った時に、胃酸で長時間ドロドロにせず済むよう一手間加えておくといいですよ。
環境的な要因で胃腸が弱い犬の場合について
環境が要員でも基本は「生まれつき胃腸が弱い犬の食事」で触れた「犬の消化に向かないものを排除する」を組み込みましょう。
その上で、愛犬との生活する環境を1つずつ見直していく必要があります。
例えば、
- 運動不足
- ストレス
- 寝不足
- 室内・室外温度
- 光などの視覚情報
- 周囲の匂い
- 探求欲求を満たしているか
- 病気
- 加齢
これら以外にも、私たちが普段の生活の中でストレスを感じる・・・と思うことは、犬にもストレスだったりします。
犬がストレスを感じることって何?
例えば、あまりにも愛犬に構いすぎることとかも、時としてはストレスになってしまうのです。
もし部屋に芳香剤を置いたり、犬の匂いが移るのが困るからってファブ○ーズみたいな物を使っているのなら止めたほうがいいでしょう。
犬は人間よりも最大で1億倍の嗅覚を持っているので、人間が心地よいと感じる匂いは犬にとって地獄になる可能性を秘めているのです。
犬が寝る間際に鼻が乾いたりするのは、寝る間際に匂いが入ってきて覚醒したくないから、なんて言われているんですよ。
今回は匂いに関して詳しく1つの例として述べてきましたが、その他に関しても色々とあります。
光と音は大きすぎない、散歩で違うルートを通って、犬の好奇心を満たす遊び方・・・などなど。
そして、最も大事なのが一気に環境を変えたりしないことでしょう。
サッカーの柴崎岳選手の不安障害の話が、最もいい例になりえると思います。
日本から見知らぬスペインの孤島にやってきたことで、食事、環境、生活リズムの全てが変わってしまいました。
さらには、それでメディアも注目してしまったわけなので、かなり柴崎選手にとっては多大なストレスが掛かる状況だったのが容易に想像できます。
柴崎選手のように、急に環境が一変すれば自分でも認知できないほど、一気に体に負担が来るんです。
だから、環境を変化させる場合は、少しずつ行っていってくださいね。
タンパク質不足による酵素不足で胃腸が弱っている可能性もある

胃腸が弱い場合って、実は単なる食事の消化不足に陥っている可能性もあります。
消化不足に陥るのは、消化不良になりやすい物を食べたか、酵素が不足しているか。
このどちらか2つに絞られてきます。
酵素はタンパク質を元にして体内で作られているため、実は胃腸が弱いと思っていたら単なるタンパク質不足であった。
というようなこともあるんですよ。
タンパク質不足で酵素が不足している状態が長いと、元の状態に回復させていくには時間が掛かります。
もし、ドッグフードのタンパク質量が20%以上としか表示されていないのであれば、タンパク質不足を疑いましょう。
最後の付け足しっぽくなりますが、穀物やフルーツに含まれる糖質の分解でビタミン・ミネラルが失われます。
ビタミンB1やミネラル類が失われると、代謝や吸収能力に衰えが生じるので、注意してくださいね。
タンパク質の高いドッグフードを求めるなら

こちらのモグワンというドッグフードのような穀物を使わず、お肉がたっぷり使われているドッグフードを食べさせてあげてください。
モグワンはチキン&サーモンで50%以上の動物性タンパク質を占めています。また、全体の粗タンパク質量は28%なので高すぎず、低すぎずで丁度いい数値。
また、関節サポートのグルコサミン・コンドロイチンも入っています。こちらから100円100gのモニターもあるので、まずは気軽に試してみませんか?