なぜ犬は雑草を食べたくなるのでしょうか?
犬には食べると危険な草があるのですが、なぜか食べまくるんですよね。
飼い主としては雑草を食べるなら野菜を食べてよっ!と思うわけですけれど、なぜか好むのは雑草ばかり。
犬やオオカミの生態を考えてみたら、結構色々なことが見えてきました。
この記事の目次
犬が雑草を食べるのは危険ってホント?

昔であれば問題なかったのですが、今では除草剤か殺虫剤が散布されていることもあり、犬が食べると中毒死する危険性があるので注意が必要です。
また、同時にスイセン、ユリ科などは犬にとって猛毒になりえる植物たちなのも忘れてはいけません。
スイセン、ユリ科は公園などでも見かけるため、近づかないようにしておきましょう。
クローバーや芝などであれば、さっき書いた除草剤・殺虫剤が無ければ問題ないので、安心してください。
さて、次はなぜ犬が雑草をムシャムシャしちゃうのか、という理由に迫ってみましょう。
犬が雑草をムシャムシャしちゃう理由とは
- 虫下し
- 胃腸の調子を整える
- 誤飲・誤食・毛玉の吐き出し
主にこれら3つの説がメインになっているのですが、実は誰にも犬が雑草を食べる理由はわかっていません。
ええっ!?と思ってしまうかもしれませんが、犬の飼育本や動物病院の獣医師に話を聞いても、明確な答えって返ってこないんですよ。
聞かれ慣れた人だと、「あー、単純に好きなんじゃないですかねー」って感じで投げやりな解答もあったりします。
犬の先祖と言われるオオカミの話

少し話が変わりますが、犬の先祖と言われるオオカミ。
オオカミの主食は肉なのですが、オオカミのうんちには10〜40%の草が混じっている、という話があります。
オオカミが食べる肉というのは、腐敗した肉か狩猟してすぐの肉がメインです。
オオカミが食べる肉には、内臓であれば寄生虫がいるでしょうし、腐敗していればお腹を下すことだってあるでしょう。
特に寄生虫に関しては、オオカミといえど物によっては命の危険もありえます。
オオカミは命の危険を本能的に感知したりすることから、わざと下痢になるために。
または、消化できない食物繊維を体に取り込むことで、うんちと一緒に出してしまおう。
というように考えられていると言われています。
単純に犬が草の匂いや味を好んでいる説もある
個体差、犬種差はあれども、多くの犬に共通しているのが「好奇心の塊」であることです。
自分の気になったもの、好きになったことはとことんまで追求したがるのが犬の習性と言っていいでしょう。
そのため何かしら遺伝子的に、草の匂いや味が好きになっている可能性というのがあるんですよね。
本来、犬って苦味や酸味を嫌うはずなのですが、なぜか雑草などには拒否感を示さないことが多いです。
このことからも、何かしら長く続いてきた犬の遺伝子に「雑草は食べろ」というDNAが組み込まれているのかもしれませんね。
私たちも知らず知らずに体に良い話を知っていることのように、犬も何となく本能的に知っている部分があるのでしょうね。
犬が草を食べることを調べてみると、こんな話も出てくる
毎日草を食べることはないが、道端のアスファルトとブロック塀の隙間などから顔をのぞかせている「スズメノカタビラ」「エノコログサ(ネコジャラシ)」など、イネ科の植物の尖った葉の先端を食べる時は、かなりの確率で草と胃液を吐くのである(それも道の真ん中に)。ある時は草を食べて、プラスチックのアイスクリームのスプーンを吐き出したことがあり、私は犬にとっての草食の効用を認識し始めていた。
この記事の途中で箇条書した3つの説の中の1つの例です。
あくまでも、この著者である桜井富士朗さんの実体験でしかありませんが、説得力的には高めの話ではないでしょうか?
元の記事は短いながらも、じっくりと読んでみると何度も何度も、同じような状況に出くわしているであろう事が伺えます。
健康的な犬は雑草を食べないって言うけど
全く関係ないですよ、この話は(笑)
実際に病気も何もしていない健康的な犬でも、雑草は食べてしまいます。
しかも、気に入らない場合はペッと吐き出したりもしますし。
辺り一面バクバク、ムシャムシャとはいきませんが健康的な犬でも食べちゃうのは経験済みです。
周囲の飼い主たちもみんな口を揃えて、「あっ、やっぱり〜」って感じで話が弾んじゃうくらい共通の話題です。
流石に何度も何度も話すことはありませんけれどね。
それくらい犬にとっては普通の行動なのでしょう、ということでまとまりました。
まとめ
人間の目線で見れば雑草を食べるなんて・・・!と思うかもしれません。
でも、昔のことを考えるとよもぎとかって、そこら辺に生えていたのを取って食べていたんですよねー。
他にも子供の頃だと、私たちの時代であればオシロイバナの粉で遊んだり、たんぽぽも食べていた記憶もあります。
私たちが成長して野草を食べるリスクを知り、価値観が変わってしまったことが、犬が雑草を食べると危険だ。
というように思い込ませてしまう原因なのかもしれません。
とにかく、最後のまとめとして再度言えることがあるとすれば、犬の毒にならない雑草であれば危険は無いだろう。
これだけですね。
もし、道端の草を食べさせるのが怖い場合は、野菜や通販で犬・猫向けの飼育する草も売っているので、それらを利用していきましょう!
最近、犬のエサを切り替えようか迷っていたりしませんか?
もし、換え時かもしれないと感じているのであれば、「モグワン」というドッグフードを利用してみてはどうでしょう。
動物性タンパク質を50%以上使っており、高タンパク質で高栄養価、さらに食いつきの良さをトコトン追求しています。
ぜひ、モグワンの利用を考えてみてください。